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下水処理施設の仕組みについて

普段私たちが使った水は、下水処理施設で浄化してから川や海に流されています。
川や海の環境を守るために厳しい基準が設けられていますが、どのようにして下水が処理されているのか気になりますよね。
そこで今回は、下水処理施設の仕組みについて解説していきます。

▼下水処理施設の仕組み

■下水処理施設に運ばれるまで

家庭や工場などで使われた水は、下水管を通って下水処理施設に運ばれます。
汚水と雨水を分けて運ぶ「分流式」と、汚水と雨水を一緒に運ぶ「合流式」があり、一度ポンプ場を介して下水処理施設に送られています。
 
下水処理施設に運ばれた下水は、次の工程を経て浄化されます。
 
①沈砂池
まずは、沈砂池で水に含まれている砂や石・ゴミなどを除去します。
②最初沈殿池
最初沈殿池では、沈砂池で除去しきれなかった小さなゴミなどを除去します。
③反応タンク
反応タンクでは、水に微生物を混ぜて汚れを食べてもらいます。
そうすることで水の色は透明に近づいてきます。
④最終沈殿池
反応タンクで水に混ぜた微生物は、最終沈殿池で取り除かれます。
⑤高度処理
水に含まれるリンや窒素・有機物などを除去することで、水がきれいになります。
⑥消毒施設
不要な物質を取り除いた水は、消毒施設で消毒されたのち川や海に流されます。

▼まとめ

下水処理施設に運ばれた下水は、次の工程を経て浄化されます。
 
①沈砂池
②最初沈殿池
③反応タンク
④最終沈殿池
⑤高度処理
⑥消毒施設
 
下水処理施設のおかげで、環境を破壊することなく安心して水を使うことができているのです。